春、
卒業された皆さんにとって、
新たな旅立ちの季節ですね。
百花繚乱の美しい花々は
みなさんの門出を祝しているかのようです。
そして、別れと出会いは
人生が旅のようなものであることを物語ります。
古人も曰く、
中国、唐の時代の詩人、李白は『春夜桃李園に宴するの序』の冒頭で
◆夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之家客
[夫れ天地は万物の逆旅にして 光陰は百代の過客なり]
そもそも天地は万物を迎え入れる旅籠のようなものであり、時の流れは永遠の旅人のようなものである。
と、
◆月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也
月日というのは永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、
来ては去り、去っては来る年もまた(同じように)旅人である
と言っています。
時の流れに船を浮かべる人生は、まさに時空という大海原を航海する旅です。
②に続く