では個別指導塾について今回は「個別指導のメリット」から整理してみましょう。
・生徒の学力にぴったり合った指導
・先生に質問や相談が簡単にできる
・各受験生特有のつまずきが改善されやすい
・スケジュールに融通が利きやすい
指導形態としては家庭教師の指導を塾で受けられるということです。ですので、先生と直接やり取りできるという環境であり、生徒本人の性格や勉強のつまずきを先生はよく理解してくれるます。これらは集団指導塾や映像授業にはない大きなメリットです。また、スケジュールの融通が利くというのは映像授業でも言えますね。
家庭教師とは違い、個別指導の塾は塾専用ののテキストを使用します。膨大な問題データに各教科書のページや単元が連動しているので情報量がモノを言います。定期テストに必要な学習内容を完璧に定着させることが可能で、また解説も充実しているので、学年を超えて先の単元や難問に挑戦することも可能です。個々ののニーズに合った授業を臨機応変にわかるまで教えてくれます。 また、必要であればコマ数を増やして集中講習も可能です。
こういう個別なら 高い月謝を払ってでも通う価値はあると思います。熱心で子どもとの相性がぴったり合う講師に出会えれば、個別指導はおすすめです。
大きなメリットでもありデメリットとなりうるのが先生の質です。個別指導塾というのはほとんどの場合、先生が大学生ですので、男女問わず子ども適性に見合った先生をリクエストすることです。ほとんどの塾はその要望に応えてくれるはずです。
大学生といっても、もちろん熱心に指導してくれる人もいますが、お金を稼ぐための単なるバイトととらえている人もいるので注意したいものです。実際に習ってみないと先生の質は判断しにくいのですが、先生の学力や教え方以上に
『熱心さと相性』の面が大事
であると思います。また、個別指導塾は暗黙のうちに「学校の授業についていけない学生が行くところ」というイメージがついているようで「できない学生の手助けする」という、進学塾というより補習塾の、良くもあり悪くもあるフレンドリーな雰囲気なところがはっきり言って多いので保護者がしっかり教室見学して集中できる環境かどうか見極めることも塾選びでは大事なことです。
また、個別指導塾での勉強は孤独感に陥りやすく、やる気の維持が難しいこともあります。志望校を早めに決めて、目的意識を明確に持って短期目標を的確にこなすことができれば目に見えて効果を発揮することができ、その積み上げは大きなメリットです。
学力を身につけるために必要な「反復→定着」を軸に、生徒一人ひとりの「わからない」をピックアップし、克服するプロセスがしっかりと組み込まれているので、条件付きではあるけれども、熱心で子どもとの相性がぴったり合う講師に出会えれば、個別指導はおすすめです。