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carrellが考える繁盛校の作り方⑥~個別指導編:スタイル~

今回は個別指導専門の塾のお話を致します。

 

「集団塾に通させているんだけど、一向に成績が上がらないので個別指導の塾に変えようかと思っているんですけど・・・どうでしょうか?」

↑親御さんからの質問で圧倒的に多い。

個別指導の塾の一般的なイメージとしては、勉強が苦手な子が行く、もしくはクラブ活動やお稽古事など 勉強よりも大事なものがある生徒が行くところなんですよ。優先するものが勉強以外にあるので、スケジュール的に集団塾には通えないから個別に通うという感じです。成績を上げるってそんなに甘くないのに趣味や稽古事の次に勉強なので成績が思うように上がらないのも仕方のないことなのかなとも思います。(実際は、費用対効果を考えると、家庭教師をお願いする勉強熱心なご家庭の子供が行くところと考えるほうが分かりやすいかもしれません。)実際、大手進学塾の特進講座に通っていて、その授業についていくため、もしくは大量に出された宿題をこなすために、近隣の個別指導塾に併用して通うというケースもあるようです。
個別指導といっても色々な形式があり、

◆1対1形式

DSCN2021家庭教師の様に講師1人対生徒1人なので、生徒をじっくり見る事が出来ます。教材も指定されていると学校の宿題であったり塾以外の問題集での質問は難しくなりますが、教材以外の質問も出来る事も多いようです。

このタイプの塾はほとんどの講師が大学生です。また、毎週講師が違ったり、科目ごとに講師が違うのはほぼ当然の様になっています。講師の数も多いので、塾の中には研修を行っていない事も多くある様でそこが短所ともいえるかもしれません。

 2対1、3対1形式

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これは1人の講師に2人ないし、3人の生徒が座って一緒に勉強をするタイプです。集団の塾と違って2人や3人程度であればある程度は子供の段階に合わせて指導をする事は出来ます。ただし、例えば60分の指導時間があるとします。2対1だと単純に1人30分。3対1だと1人20分しか教えてもらえなくなります。また、自分からどんどん質問する生徒はまだいいですが、自分から質問出来ない生徒はずっと1人で問題を解いている状況になっています。 またどんどん質問をしていても、他の生徒の宿題チェックや宿題作成もあるので、実質の指導時間はもっと短いかもしれません。また講師に関しては同じく学生で、ココは1対1と特に違いは無いですが。講師がコロコロ変わるケースも多いです。2対1や3対1だと他の生徒との兼ね合いもあるので、曜日の変更時間の変更などが難しくなります。

 ◆ブース見回り式

これは人数にも様々ではあります。5人?10人が大教室のブースに回って質問があれば講師が来て勉強を教えるタイプです。この形式も自分からどんどん質問出来る生徒はいいですが、そうでない場合は自習室みたいなものです。 また1対1や2対1、3対1と違って勉強中も講師の目が行き届かないので、 勉強に身が入っていない生徒も多くいます。この場合の講師は毎週同じケースも多いです。ただ、講師を独占する事はほぼ皆無なので、一般的なイメージの個別指導のメリットを存分に発揮は出来ていない様に考えられます。

次回は個別指導のメリットとデメリットについてお話ししましょう。

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