お得意様から、『 「洗練されたモノづくり」をしていただきたい 』と、少しドキっとするメッセージをいただきました。
『洗練』とは・・・・???
そういや、学生時代恩師である国語の先生から「受験勉強しながら「洗 練」された日本人になろう!」って発破をかけられた記憶が・・・・、「洗練」この言葉すごく重い。先生は、国語の本質を理解し美しい日本語、つまり言葉の意味を正しく理解し、美しい言葉を話すことが美しい行動に繋がるとおっしゃった。洗練されたモノづくりには、先ずは洗練された人であらねばということか。。。
日本語の知識、語句の意味、同音異義語など
興味深く学問に没頭したあの日。
☆ 国語の授業のフィードバック
日本語には、「物の数え方」がいろいろあって面白い。
「ざるそば」の数え方は? 答えは「枚」
「神」の数え方は? 答えは「柱」
「写真」の数え方は? 答えは「葉」
「粉薬」の数え方は? 答えは「包み・服」
「花」の数え方は? 答えは「輪・本」
◎「語句の意味」も、耳慣れないものがたくさんあって
「いそしむ」とはどういう意味? 答えは「一生懸命に努める」
「たしなめる」とはどういう意味? 答えは「反省するように言い聞かせる」
「おしはかる」とはどういう意味? 答えは「わかっていることをもとに、未知のことについて考える」
このような一つひとつの知識が土台となって、洗練された日本語を使いこなせるようになるのだと、その先生はおっしゃいました。
そんな先生:::今思えば、確かに物腰が柔らかく、相手を傷つけず、不快感も与えず自己主張をしっかりなさる。若い頃、そんな先生に憧れたものです。
やはり、「ものづくり」の基礎には「人づくり」があることは、よくいわれてきたことだ。「ものづくり」のための製品の基本コンセプト、基本仕様は人が考える。またこの製品をどのように造るかもその基本は人が決める。そこでの革新性が高ければ高いほど人の創造力の果す役割は大きい。この意味では「ものづくり」といいながら人の働きつまり能力発揮こそがその本質的部分だといえよう。
目標に対する挑戦プロセスに満足があれば、目標達成の際の喜びもまた大きい。
ものづくり、人づくり、はては幸せづくりの環は時の流れとともに高次化するだろう。より高きものへ、より広い範囲へ幸せを及ぼすものになるだろう。製品の機能の洗練、サービスの高度化、より高い満足、より広い範囲に、より多くの人に満足を与える製品・サービスが提供されれば、ものづくりに携わる人の満足度は高まるであろう。同時に製品を利用する、サービスを提供される人、そして社会にも幸せ感をもたらすことにもなる。「ものづくり」はこのように人づくり、幸せづくりと結びつけることで、「洗練されたモノづくり」自体の意味をより正しく把握できるのであろう。
「 熱意に勝る才能はない! 」
とにかくお客様のニーズにお応えするためには、お話しをよく聞かせていただき、その意図・本質を正しく理解するためにも、自分磨きが先決のようだ。頑張ろう!