アフター・ウィズコロナ
アフター・ウィズコロナ
未曽有の困難な時代に 塾・予備校経営者はウィズコロナ・アフターコロナ戦略で、これまでの運営を大幅に見直す好機と捉え、古い体質からの脱却を図り果敢に変革に挑戦し見事に成し遂げた塾・予備校が、これからの時代に勝ち組として生き残りすると考えています。まさに淘汰の時代で本物だけが環境に適応し生き残ります。
昭和の時代は、塾長のカリスマ性や教材の信頼性が保持されていれば、学ぶ環境は二の次でも生徒を集めることが出来ました。ともすれば雑居ビルの一室で、書籍、ペーパー類が散乱し段ボール箱が至るところに配されて、蜘蛛の巣も何のその、ここは何の作業場なのと思われても仕方がないような環境でも生徒たちは文句も言わずに通ってくれました。アルバイトの講師たちの教育環境意識も同様です。
子どもの数は1943万人、40年連続の減少
2021年4月1日現在における子どもの数(15歳未満人口)は、前年に比べ19万人少なく過去最少となりました。平成から令和の時代になって、ずいぶん意識が変わってきたとはいえまだまだ子どもたちがこんな所で学びたい、特に保護者がこんな環境で学ばせたいと感じさせ、またそんな期待に応える塾はまだまだ一握りの状態だと思われます。ここなら成績を上げてもらえる、夢を叶えてくれる、そんな期待とワクワク感を与える塾・予備校、とりわけ学習環境の整備が急がれます。なぜなら言葉は悪いですが減少の一方の子ども争奪戦に勝つためには、講師の質は当然のこと先ずは保護者の目に叶う学習環境がカギを握ることに気付かなければなりません。それは、
深刻な講師不足
子どもの数が減少することは、アルバイト講師の不足も意味するということです。これが一番深刻です。子どもたちと同様に、アルバイト講師たちに対しても、こんな所で働きたい、こんな学習環境で子どもたちを指導したいと感じてもらえるように準備して人材募集に臨まなければ、なかなかエントリーしてもらえない時代なのです。商品である講師が集まらないことは 『売り物』 が枯渇していくことであり、良質な学生アルバイトであればなおのこと人材確保はより厳しくなります。子ども争奪戦よりも困難であるといっても過言ではないと思います。