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自宅学習の精度を高めよう

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。4月7日に日本政府も緊急事態宣言を出し、日本でも自粛生活が本格化した。

果たして緊急事態宣言の期限である5月6日に、新型コロナウイルスが抑えられ、学校再開ができるのかは未知数で「賭け」のような状況だ。

目下気になるのは、休校中の子どもの教育問題。学校により宿題が山ほど出たり、ほとんどなかったり。オンライン教材が指示されたり、されなかったり。実にまちまちで、多くの親が戸惑っているのが現状のようだ。

緊急事態宣言下では基本は

「各自で自宅学習」。

家庭で子どもの勉強を見るには、タブレットなど端末を持たない家庭には、自治体が貸し出しをするとはいえ、家庭ごとに状況も異なり、限界もある。教材の購入やオンライン学習環境の整備も「各家庭の努力次第」となる以上、教育格差は開く事が懸念される。

救いなのは、オンライン授業の生徒の反応は上々なこと。感想を聞いてみると、オンラインだと質問がしやすいことなどから、『オンラインの方ががいい』と答えた生徒も多く、「学校へ通う」という行動様式に対して、新たな作法を求められ、これまで導入が進まなかったICTだが、コロナの影響で一気に加速しオンライン授業は加速度的に合理的かつパーソナライズされた学習を提供するだろう。

アメリカ、中国、イタリア、韓国など感染拡大した各国では、政府が早急に全面的なオンライン授業に切り替え、「休校」が意味するのは登校がなくなるだけで、授業は継続させている。せいぜいプリントを配って「ただの休校」とする日本の多くの公立校とは、かなりのギャップがあるので自宅学習を能動的に受け入れるスキルやノウハウを身につけて個々に高めていかなければならない。

私が思う日本のオンライン教育のカギは、学校が学校以外の企業とどうタッグを組んでいくかということ。子供たちの学習を支援しようと、民間の教育事業者が、インターネット上で学べるオンライン教材を無料提供する動きが広がっている。海外のいいところは取り入れ、日本のいい部分は生かしていくのが大事な気がしました。

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