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明けの明星

清涼な明け方の空を眺めると、東の空にお月様と明けの明星(金星)が輝いていました。金星はこの時期-4.5等星の明るさだけあって、白む空のなか月あかりに負けることなく煌々と輝いています。夜明け前の空に月・金星・木星が一直線に並ぶ光景を見ていたら、口をあけて夜空を眺めていた小学生の頃を思い出しました。小学生の頃は、親に与えてもらった宇宙の図鑑でアンドロメダ大星雲やプレアデス星団(すばる)、土星の環、木星の縞模様、太陽の黒点、月のクレーターなど宇宙旅行に行っているかのように夢中なって眺め宇宙への思いを巡らせていました。

アポロ

さて、大村さんのノーベル医学・生物学賞に続いて、素粒子ニュートリノの質量発見で梶田さんがノーベル物理学賞を受賞しました。天体・宇宙に興味がわかなければ、ニュートリノに関心が向くこともなかったでしょう。幼き頃の梶田少年もきっと私と同じように大きな大きな夜空をながめ宇宙への思いを馳せたのでしょう。でもその感性や観点は、お茶の水博士にあこがれを抱く少年と、アトムになりたい私とは全く別次元のものだったのですね。

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