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千思万考 = 整理 =

東大卒の私学の校長先生が、『東大医学部生だけが知る超・知的生産法』岩波邦明著を紹介していました(これまでの教え子のなかにも、東大寺学園でトップクラスを走り、将来、京大医学部現役合格を果たすであろう生徒や、灘中に通い、将来、東大医学部現役合格を果たすであろう器の生徒がいますが)。

「集中とは、『対象に意識を向ける』だけではなく、『他を切り捨てる』こととの両面で成り立つものです。つまり、集中状態をすばやく創り出すには、目標となる対象に意識を向けるだけでは不十分であり、その他のことを意識的にシャットアウトする必要があるわけです」(p.16)

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ここで思い出す言葉があります。かつて放映された「坂の上の雲」のなかで印象に残った言葉です。
秋山好古(後の陸軍大将)が弟・真之(後の海軍中将)に向かって、次のようなことを言います。

「なぜ、我が家に茶碗が一つしかないか分かるか?」
「貧乏だからではないぞ。男子は生涯一事をなせば足る。身辺はあえて単純明快にしろ。」

モノ(やること)がたくさんあってごちゃごちゃしていると、意識が分散されてしまうわけです。つまり、一つのことに意識を集中できなくなる。そこで、秋山好古は一事に集中するために、必要不可欠の単純明快な生活を心がけたわけです。禅の思想にも通じそうですね。

さて、現代社会はモノや情報が溢れかえっています。このような社会で大切なことは、整理する能力と、不必要なもの(こと)をできるだけ切り捨て、本当に必要なもの(こと)を選別する能力ではないかと思います。

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